宮司の兼務社であります、高知市薊野中町にご鎮座の【掛川神社】で去る7/19に夏季例祭を執り行いました。
「大暑」に近いこのお祭りは、とにかく“ 暑い!” まさに暑さとの闘い。
そして、山の中のお宮なので“ 蚊 ” が大きくて強い!
服の上からも平気で刺して来ますし、1回叩き落としたと思っても直ぐに復活して飛び掛かってくるほど頑丈な蚊です。
ちょっとやそっとの蚊取り線香や虫よけスプレーでは太刀打ち出来ません。
「森林香」という山仕事専用の赤色の強力な蚊取り線香を使います。
それでも、森林香の効果の及ばない所へ出ると、一瞬にして取り囲まれます。
これが、神事の最中ともなると最悪です。顔の前をプンプン言わせながら飛び回られても身動ぎ出来ません。
額や耳の後ろに止まって狙いを定められている様子から、刺される瞬間までの感覚がしっかりとわかってしまうほど。
修行の足りない未熟な私では、神事に集中出来なくなってしまいます・・・
そこで、こんなお祭りの時には秘密兵器を使います。その名も「ハッカ油」
これ、最強です。
小瓶のスプレー式が一般的で、ハッカの成分による虫除け効果はもとより、メントールのような清涼感が強いので熱中対策にもうってつけでございます。
ただ、使い過ぎには注意しましょう。1回の使用につき1プッシュを掌に取って塗り広げるようにします。直接何度も振りかけると、今度は逆に氷河期へ突入です。
ドラえもんの秘密道具に「こべあべクリーム」ってのがありましたが、そんな感じ。
使い過ぎると、粉雪も火の粉ぐらいに感じてしまうってやつです。
一度真夏に、40℃設定の湯船に5~6回ほどプッシュして浸かってみた事がありますが、真水に浸かっているのか?という不思議な感覚に襲われ、危うく風邪をひきかけました。
まったく、いったい何の話をしているのでしょうか・・・と、
ここまで蚊の脅威とハッカ油の威力の話をしておいて、無理やり纏めるならば・・・
そう、これはもう纏まんない!