『全てを見せない、語らない。』

 

【夏越祭】わぬけさま

祭典日当日は、やはり雨になりました。

傘をさしての「大祓式」、そして「茅の輪くぐり」はもうお馴染みです。

そして、お預かりした形代(ひとがた)の祓いと「茅の船」

夜半に神職のみで行う、この「形代ノ祓」と茅で作った船に形代を載せて、実際に川へ流し去る神事は通常、皆様の目に触れる事はほとんど無いのではないでしょうか。

神事には、種類によっての多少は異なりますが、必ず秘匿性というものを含みます。

全てを見せない、語らない。

代わりに神道では、祝詞や所作でその神事の内容や意味合いを表しています。

大祓式で奏上される「大祓詞(おおはらえのことば)」は、様々な罪・穢れが如何にして祓い清められて行くのか。その過程を大和言葉で表しています。

古典の授業で習った事を思い出しながら、よーく聞いてみると、神職が奏上している祝詞(のりと)も割と言っている事が解ったりしますよ。

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